Bambu Labはどこの国の会社?中国メーカーの信頼性を解説
Bambu Labは中国・深圳(しんせん)に本社を置く3Dプリンターメーカーです。
公式の「私たちについて」では、深圳と上海、アメリカ・テキサス州の3拠点で、ロボット工学・AI・材料科学出身のエンジニアが個人向けデスクトップ機に特化していると説明されています。
日本ではBambu Japan株式会社がプレスリリースを出し、公式ストアは国内倉庫から出荷しています。
国名が分かっても、A1 miniからH2Dまで並ぶ型番のどれを選ぶかは別の話です。
本記事では、Bambu Labの国と日本での流通経路、シリーズごとの造形サイズと対応素材の違い、用途別の選び分けを解説します。

おうち3Dプリンター編集部
おうち3Dプリンター編集部です。家庭用3Dプリンターを「家電のように迷わず選べる」状態にすることを目指して、機種の比較、フィラメントの選び方と保管、設置環境づくり、印刷トラブルの対処を解説しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
Bambu Labはどこの国のメーカーか
本社は中国・深圳です。
公式サイトの企業紹介ページには深圳・上海・テキサス州の3拠点が明記されていて、個人用デスクトップ3Dプリンターに特化したスタートアップだと書かれています。
創業年や創業者名は公式ページに記載が無いため、ここでは触れません。
日本向けには日本語の公式サイトと日本語の公式ストアが用意され、Bambu Japan株式会社の名前でセール情報などのリリースが発信されています。
注文品は日本国内の倉庫から出荷されると公式ストアに記載があり、海外から直送される形ではありません。
Amazon.co.jpでも本体と純正フィラメントの取扱いが確認できます(2026年10月時点)。
購入経路は公式ストアだけではなく、日本ではサンステラやSK本舗といった正規代理店も販売しています。
並行輸入品との違いが出やすいのが電源まわりで、PSE認証は「ACアダプター」と「本体」で別の扱いになります。
販売店が独自にPSEを取得している製品もあるので、「PSE付き」とひとまとめに考えず、商品ページでどちらを指しているのかを読んでください。
Bambu Labが選ばれている理由は速度とエコシステム
方式はすべてFDM(熱で溶かした樹脂を積み上げる方式)です。
光造形機は出していません。
仕様面で目立つのは速度で、入門機のA1 miniでも最高500mm/s・加速度10000mm/s²、密閉型のP1Sは加速度20000mm/s²、H2Dに至っては最高1000mm/sと公表されています。
もうひとつの軸が、フィラメントを自動で切り替えるAMS(自動フィラメント切替ユニット)です。
A1シリーズには開放型のAMS lite、P1S以上にはフルサイズのAMSが対応し、AMS 2 Proは最高65℃のアクティブ乾燥と密閉保管まで備えています。
複数のユニットを直列につなげば最大24色まで拡張できると公式が記載しています。
ただしAMSには対応素材の制限があります。
AMS liteはTPU(やわらかい樹脂)が非対応で、他社のカーボン・ガラス繊維入りも対象外です。
多色印刷を目当てに選ぶなら、使いたい素材が供給ユニット側で通るかを先に確かめてください。
機種ごとの違いをまとめて見比べたいときは、Bambu Lab全機種の違いを比較で各シリーズの造形サイズと構造を並べて解説しています。
A1・P・H・Xの4タイプで何が変わるか
型番の頭文字がそのままタイプを表しています。
Aは開放型の入門機、PとHは密閉型、Xは上位の多機能機です。
密閉型かどうかで扱える素材が変わるので、ここが最初の分岐になります。
| シリーズ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| A1 mini | 開放型・造形180×180×180mm・サイレントモード48dB以下・5.5kg | 手のひらサイズ中心で、居室に置きたい人 |
| A1 | 開放型・造形256×256×256mm・ベッド100℃・8.3kg | 同じ開放型でもう一回り大きく作りたい人 |
| A2L | Aシリーズの大型機・造形330×320×325mm・モジュール式アドオン対応 | 開放型のまま大物を一体で作りたい人 |
| P1S | 密閉型CoreXY・256mm角・活性炭フィルター・ABS/ASA対応 | 熱や衝撃に強い部品を作りたい人 |
| P2S | 密閉型・焼入スチールノズル・最高600mm/s・CF/GF強化素材まで対応 | カーボン入りなど硬い素材を使う人 |
| H2S / H2D | チャンバー加熱65℃・ノズル350℃・造形320mm超・30kg級 | エンジニアリング樹脂まで扱う人 |
| X2D | デュアルノズル・256×256×260mm・サブノズルでサポート材 | サポート材を別素材で出したい人 |
A1シリーズでいちばん誤解されやすいのが対応素材です。
公式が推奨しているのはPLA・PETG・TPU・PVAで、ABS・ASA・PC・PA・PET・繊維強化系は「推奨ではありません」と明記されています。
オープンフレームで庫内の温度を保てないためで、A1 miniとA1のどちらを選んでも同じ制限がかかります。
素材の線引きはA1 miniで使える素材と非対応フィラメントで詳しく解説しています。
用途から見たシリーズの選び分け
フィギュアや小物を居室で作る
A1 miniの造形範囲は180mm角で、本体は347×315×365mm・5.5kgです。
サイレントモードで48dB以下という公式記載があるのはA1 miniだけで、A1側には騒音の数値記載がありません。
机に置いて夜も動かす想定なら、この差が置き場所の自由度を左右します。
両機の細かい違いはA1 miniとA1の違いを比較で解説しています。
ケースや収納など大きめの実用品を作る
256mm角が必要ならA1、さらに大きいならA2Lの330×320×325mmです。
ただしA1シリーズはベッドが前後に動くベッドスリンガー型なので、本体寸法だけで設置場所を決めると背面や前方でぶつかります。
奥行きは実寸より余分に見ておいてください。
A1のレビュー解説で256mm造形の使いどころをまとめています。
強度や耐熱が要る部品を作る
ABSやASAを使うなら密閉型のP1S以上です。
P1Sは筐体と冷却、活性炭フィルターが加わってABS・ASAに公式対応しています。
カーボン繊維入りまで使うならP2Sで、ノズルが焼入スチールに変わり繊維入り素材が対象に入ります。
開放型と密閉型のどちらで足りるか迷う場合は、A1とP1Sの違いを比較で素材別に判断材料を解説しています。
フィラメントとアクセサリーの展開
純正フィラメントは公式ストアでPLAベーシック、PLAタフ+、PLAピュア、PLAマット、PLAシルク+、PLAグラディエント、PLA半透明、高速PETG、PETGベーシック、PETG半透明、ABSといったラインが確認できます。純正品にはRFIDタグが入っていて、AMSに装着すると素材情報を自動で読み取り、AMS 2 Proでは乾燥設定まで自動調整されると公式が記載しています。
純正以外が使えないわけではありません。
ただしAMS liteの非対応リストにはTPEや汎用TPU、他社のCF・GF入りが並び、湿ったPVAやBVOHも読み込めないとされています。
スプール寸法にも制限があり、AMS liteは幅40〜68mm・内径53〜58mm、AMS 2 Proは幅50〜68mm・直径197〜202mmです。
他社製フィラメントを使う予定があるなら、巻きサイズを商品ページで確認してください。
X1 Carbonなど入れ替わったモデルの扱い
検索でよく出てくるX1 Carbonは、公式ストアの商品ページが無くなり、プリンター一覧にも掲載されていません(2026年8月時点)。
紹介ページ自体は公式サイトに残っていますが、個人向けの現行Xシリーズに当たるのはX2Dです。
中古や在庫限りの流通は時期と店舗によって変わるので、現行機と同じ前提で比べないでください。
P1Sについても、オープンフレーム版のP1Pとは別物です。
公式FAQではP1Sに筐体・冷却・空気濾過が加わってABS/ASAに対応したと説明されています。
さらにP2Sが登場して速度40mm³/sのフロー、5インチタッチ、VOCフィルターが追加されました。
P1Sからの買い替えを考えているなら、P2SのレビューとP1Sからの進化で差分を解説しています。
買う前に確認したい4点
最初に測るのは置き場所です。
P1Sは本体389×389×458mmに対して公式推奨スペースが500×500×950mmと案内されていて、AMSを上に載せる前提の高さが含まれます。
H2SやH2Dは492×514×626mmで30kg級なので、棚板の耐荷重も合わせて見てください。
次に電源です。
公式表記ではA1が1300W@220V/350W@110V、P1Sが1000W@220V/350W@110V、H2Dは最大1320W@110Vとなっています。
同じコンセントで他の家電を使うなら、合計のアンペア数を確認してください。
3つ目が購入経路で、公式ストアと正規代理店、Amazonで保証やサポートの窓口が変わります。
並行輸入品にはPSE取得の有無や代理店サポートが付かない場合があります。
4つ目はセール時期です。
2025年は11月10日から12月5日まで公式ブラックフライデーセールが実施され、6〜7月ごろに周年記念セールの実績もありますが、割引率と対象機種は毎回異なります。
よくある質問
Bambu Labは日本のメーカーですか
いいえ、本社は中国・深圳です。日本ではBambu Japan株式会社がリリースを発信し、公式ストアは国内倉庫から出荷していますが、製造元は中国のメーカーです。
日本語のサポートは受けられますか
公式サイトとストアは日本語版が用意されています。
サンステラやSK本舗といった正規代理店経由で購入した場合は、代理店の窓口が対応します。
窓口の範囲は購入先ごとに違うので、注文前に販売ページのサポート記載を確認してください。
A1 miniでABSは使えますか
公式はA1シリーズについて、ABS・ASA・PC・PAを「推奨ではありません」としています。
開放型で庫内の温度を保てないためです。
ABSやASAを使うなら密閉型のP1S以上を選んでください。
初めての1台はどのシリーズがいいですか
作りたい物の大きさと素材で決まります。
手のひらサイズの小物中心ならA1 mini、ケースなど一体で大きく作るならA1かA2L、ABSなど耐熱素材を使う予定があるならP1S以上です。
A1 miniの実力を仕様から見た解説はA1 miniは買い?静音48dBと精度の実力で解説しています。
長時間の印刷中に家を空けても大丈夫ですか
完全な留守中や就寝中の長時間印刷はおすすめしません。
停電復帰やカメラ監視の機能はありますが、様子を見られる時間帯に動かしてください。
密閉型には活性炭フィルターが付く機種もあるものの、においが少ない素材でも換気できる環境で使うことをおすすめします。
まとめ
Bambu Labは中国・深圳に本社を置き、上海とテキサス州を加えた3拠点で個人向けFDM機に特化したメーカーです。
日本では公式ストアが国内倉庫から出荷し、サンステラやSK本舗などの正規代理店、Amazonでも流通しています。
国名よりも選び分けで差が出るのは、開放型のA1シリーズか密閉型のP1S以上かという構造の違いで、ここでABSやASAを使えるかどうかが決まります。
造形サイズは180mm角から330mm超まで幅があり、置き場所と電源の条件も機種ごとに変わります。ぜひ本記事のシリーズ比較表と、設置スペース・電源・購入経路・セール時期の4つの確認点を参考に、自分の作りたい物に合う1台を絞ってください。



