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Bambu Lab A1とP1Sの違いを比較|開放型と密閉型のどっち?

A1とP1Sは造形サイズが同じ256mm角なので、選ぶ基準は「ABSやASAを使うかどうか」に集まります。

A1はオープンフレームで、公式にABS・ASA・PC・PAが推奨ではないとされている

一方、P1Sは密閉筐体と活性炭フィルターを備えてABS・ASAに対応します。

逆にA1側は本体8.3kg・上面が開いた構造で、置き場所も観察のしやすさも扱いやすい。

同じサイズでも用途の上限が違う2台です。

本記事では、素材で決まる分かれ目・構造の違いが仕上がりに出る場面・必要な設置スペースの実寸・買ってから後悔しやすい選び方を解説します。

おうち3Dプリンター編集部

おうち3Dプリンター編集部です。家庭用3Dプリンターを「家電のように迷わず選べる」状態にすることを目指して、機種の比較、フィラメントの選び方と保管、設置環境づくり、印刷トラブルの対処を解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

A1とP1Sの分かれ目は、ABS・ASAを使う予定があるかどうか

造形サイズはどちらも256×256×256mm、ノズル最高温度は300℃、ベッド最高温度は100℃で同じ。

最高速度も公式表記で500mm/sと並びます。

数字を並べても差が出ないので、迷ったときに見るべきは対応素材です。

A1の公式推奨素材はPLA・PETG・TPU・PVAで、ABS・ASA・PC・PA・PET・繊維強化系は「推奨ではありません」と明記されています。

オープンフレームのため庫内温度を保てず、収縮の大きい素材が反ったり層が割れたりするからです。

P1Sはプラスチックとガラスの密閉筐体に冷却と空気濾過を組み合わせており、公式にPLA・PETG・TPU・PVA・PET・ABS・ASAが推奨素材として並びます。

つまり、屋外で使う金具や車内に置く小物、夏場に熱がこもる場所で使う部品を作るならP1S側です。

フィギュア・小物入れ・ケーブルホルダー・治具のようにPLAとPETGで足りる用途なら、A1で困る場面はほとんどありません。

素材ごとの耐熱や粘りの違いはフィラメント種類の早見表で解説しています。

開放型A1と密閉型P1Sで変わる造形と扱い

ベッドスリンガー(A1)とCoreXY(P1S)

A1はベッドが前後に動くベッドスリンガー型で、P1Sはヘッドが平面をXY方向に走るCoreXY型です。

加速度の公式値はA1が10000mm/s²、P1Sが20000mm/s²。

ベッドごとモデルを揺らす構造では、背の高い造形物ほど慣性の影響が出やすくなります。

背丈のある造形を高速で回すならP1Sの構造が有利です。

密閉筐体は素材だけの話ではない

P1Sの筐体は、庫内温度を保つ以外に、ホコリと風の侵入を減らし、活性炭フィルターで空気を通す役割も担います。

子どもやペットがいる部屋なら、動く部分に手が届かないというだけでも意味があります。

反面、12.95kgという重さと、扉を開けないと造形物が取り出せない手間が付きます。

A1は5.5kgのA1 miniより重いとはいえ8.3kgで、上が開いているので途中の様子が見やすく、造形物の取り出しも早い。

操作パネルとカメラ

A1は3.5インチのタッチパネル、P1Sはカメラが1280×720・0.5fpsです。

P1Sのカメラは動きを追う用途ではなくタイムラプスと状況確認向けで、映像を見ながら細かく判断したい人には物足りない解像度と考えてよいでしょう。

この点はLiDARやAI失敗検出を積む上位機との差でもあります。

A1のAMS liteとフルサイズAMSは別物

A1はAMS lite、P1SはフルサイズのAMSに対応し、AMSは最大16色まで拡張できます。

ここで見落としやすいのが対応素材です。

AMS liteはPLA・PETG・ABS・ASA・PET・PA・PC・PVA(ドライ)・PP・POM・HIPS・Bambu PLA-CFに対応する

一方、TPU・TPEと湿ったPVA、他社製の繊維強化系は非対応。

柔らかい素材を多色で使う計画は、A1でもP1Sでも成立しません。

TPUは外部スプールから直接送って印刷します。

スプールの寸法制限もあります。

AMS liteは幅40〜68mm・内径53〜58mmで、社外フィラメントを箱買いする人は巻きの寸法を先に確認してください。

設置面については、AMS liteが397×208×342mm・1.6kgで、A1本体の横か上に置き場所を作る必要があります。

運用の実際はAMS liteでできることと設置場所で解説しています。

A1が向く人、P1Sが向く人

機種構造と対応素材向いている人向かない人
A1オープンフレーム・ベッドスリンガー/PLA・PETG・TPU・PVA推奨PLAとPETGで小物や日用品を作る人。造形の様子を見ながら覚えたい人。設置と移動を軽くしたい人ABS・ASAで屋外用や耐熱部品を作りたい人。ホコリや風の影響を避けたい人
A1 miniオープンフレーム・180×180×180mm/A1と同じ推奨素材手のひらサイズ中心で、5.5kg・347×315×365mmの設置しやすさを取りたい人200mmを超える一体造形をしたい人。ベッド温度100℃が必要な人(miniは80℃)
P1S密閉型・CoreXY/PLA・PETG・TPU・PVA・PET・ABS・ASA推奨ABS・ASAを使う予定がある人。背の高い造形を高速で回す人。最大16色まで広げたい人PLAとPETGしか使う予定がない人。重量12.95kgを動かしたくない人
P2S密閉型/焼入スチールノズル・カーボン系まで対応・ベッド110℃PA・PC・CF強化材まで視野に入れる人。40mm³/sの流量と5インチ画面を求める人ABS・ASAで足りる人。14.9kgの重さと設置面を確保できない人

A1とA1 miniの差はサイズだけではありません。

ベッド最高温度がminiは80℃、A1は100℃で、プレートの選択肢も違います。

この2機の詳細はA1 miniとA1の違いで解説しています。

P1SとP2Sで迷っているならP1SとP2Sの比較のほうが直接的です。

A1とP1Sの設置スペースは寸法だけでは足りない

A1の本体寸法は465×410×430mm。

ただしベッドが前後に動くため、奥行きは本体寸法よりも余裕が必要です。

ベッドの移動ぶんと造形物の張り出し、背面のフィラメント経路を足して、奥行きは60cm前後を見ておくと窮屈になりません。

AMS liteを併設するなら横幅にさらに約40cm、または本体上部に台を組む前提になります。

P1Sは389×389×458mmで、公式の推奨設置スペースが500×500×950mmと示されています。

高さ950mmという数字は、天板を開けてフィラメントを載せ替える動作を含んだ値です。

棚の中段に押し込むと上が開かず、フィラメント交換のたびに本体を引き出すことになります。

重さも設置条件です。

A1が8.3kg、P1Sが12.95kg。

どちらも高速で動くので、天板がたわむ棚では振動が造形に出ます。

カラーボックスの上は避けて、脚のしっかりした台に置いてください。

台の条件は揺れない設置台の選び方で解説しています。

消費電力と音は、置く部屋で意味が変わる

公式表記の最大消費電力はA1が1300W@220V/350W@110V、P1Sが1000W@220V/350W@110V。

日本の家庭用100V環境では、どちらもベッド昇温時に電気ストーブ並みの電力を引く場面があります。

他の暖房器具と同じ回路に集めない配置にしてください。

騒音については注意が必要です。

48dB以下のサイレントモードという記載はA1 miniのもので、A1とP1Sには公式の数値記載がありません。

数値のない機種を「静か」と断定できません。

構造から言えば、密閉筐体のP1Sは音が外に漏れにくい一方、庫内の冷却ファンが回ります。

オープンフレームのA1はモーター音とファン音が直接聞こえます。

寝室と同じ部屋に置くなら、時間帯を選ぶ運用が前提です。

就寝中や完全に留守のあいだに長時間の印刷を回すのは避けてください。

買ってから後悔しやすい選び方

いちばん多いミスマッチは、ABSを使う予定があるのにA1を選ぶことです。

公式が推奨していない素材は、印刷できるかどうかではなく、反りや層間剥離が出ても仕様どおりという扱いになります。

屋外・車内・熱源の近くで使う物を作る計画が少しでもあるなら、最初からP1S以上を検討してください。

逆の失敗もあります。

PLAとPETGしか使わないのにP1Sを選び、重さと設置スペースだけを持て余すケース。

密閉筐体はPLAでは庫内に熱がこもりやすく、換気口の管理という手間も増えます。

作りたい物のリストがPLA中心なら、A1で始めて不足を感じてから足す判断のほうが無理がありません。

もうひとつは、多色印刷を前提にTPUを買ってしまうこと。

AMS liteもフルサイズAMSも柔らかい素材は通せません。

ラインナップ全体での位置づけを確認したいならBambu Lab全機種の比較、デュアルノズル機まで含めて考えるならH2Dの実力と向く人で解説しています。

よくある質問

A1でABSを印刷することはできますか

公式の推奨素材にABSは含まれず、ASA・PC・PA・PET・繊維強化系とあわせて「推奨ではありません」と明記されています。

オープンフレームで庫内温度を保てないためで、反りや層の割れが出やすくなります。

ABSやASAを使う前提なら、密閉筐体のP1Sを選んでください。

P1SとA1で造形サイズは違いますか

どちらも256×256×256mmで同じです。

ノズル最高温度300℃、ベッド最高温度100℃も共通。

違いは筐体構造、駆動方式(A1はベッドスリンガー、P1SはCoreXY)、加速度の上限(A1が10000mm/s²、P1Sが20000mm/s²)、対応素材、そしてAMSの種類です。

A1とA1 miniなら、どちらから始めるべきですか

作りたい物の最大寸法で決めます。

180mm角に収まるならA1 miniで足り、本体347×315×365mm・5.5kgという設置の軽さも利点です。

200mmを超える一体造形や、ベッド100℃を使いたい場合はA1側になります。

miniのベッド最高温度は80℃です。

静かなのはどちらですか

公式に騒音値が記載されているのはA1 miniで、サイレントモード48dB以下という表記です。

A1とP1Sには公式の数値記載がないため、どちらが静かとは断定できません。

構造上、密閉筐体のP1Sは駆動音が外に出にくい一方でファンが回り、A1は動作音が直接聞こえます。

セール時期を待つ価値はありますか

公式ストアでは2025年に11月10日から12月5日までブラックフライデーセールが実施され、6〜7月ごろの周年記念セールの開催実績もあります。

ただし割引率も対象機種も毎回異なり、毎年必ず同じ形で開催されるとは限りません。

取扱いや在庫は店舗と時期で変わるため、時期を待つかは急ぎ具合で判断してください。

まとめ

A1とP1Sは造形サイズが同じなので、選ぶ基準はほぼ素材に一本化されます。

ABS・ASAを使う予定があるならP1S、PLAとPETG中心ならA1で不足は出にくい。

加えて、P1Sは公式推奨スペースが500×500×950mmで重量12.95kg、A1は本体465×410×430mmにベッドの可動域と多色ユニットぶんの余白が必要という設置条件の差も、置き場所が決まっている人には素材以上に効いてきます。

迷いが残るなら、作りたい物を3つ書き出して、それがPLAとPETGで成立するかを確かめるところからでよいでしょう。

ぜひ本記事のタイプ別比較表と設置スペースの実寸を参考に、自分の部屋と作りたい物に合う1台を選んでください。

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