SHARE:

MakerWorldのポイントの貯め方と使い道一覧|交換先も

MakerWorldでモデルを公開すると、管理画面のポイントが少しずつ増えていきます。このポイントはMakerWorld内のポイントストアでギフトカードなどに交換できる仕組みで、公式が案内している貯まる経路はモデルの公開とダウンロードです。

ただし交換レートや上限は時期によって変わり、Exclusiveポイントには別の規約が付きます。

さらに手前の問題として、ライセンス設定を誤ったモデルは公開そのものが取り消されます。

本記事では、ポイントが貯まる経路と交換の流れ・交換前に確認する項目・ライセンス違反で公開が止まる条件を解説します。

おうち3Dプリンター編集部

おうち3Dプリンター編集部です。家庭用3Dプリンターを「家電のように迷わず選べる」状態にすることを目指して、機種の比較、フィラメントの選び方と保管、設置環境づくり、印刷トラブルの対処を解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

MakerWorldのポイントが貯まる経路と、交換までの流れ

貯まるのはモデルを公開してダウンロードされたとき

公式が示している経路は、自分で作った3Dモデルを公開し、それが他のユーザーにダウンロードされることです。モデルを探して印刷するだけの使い方ではポイントは増えないので、ポイントを目当てにするなら作って出す側に回ってください。

加算の単価やタイミングは固定ではありません。

とくにExclusive(独占公開)のモデルで得たポイントは通常分と扱いが分かれ、交換上限などがExclusive Model Program Agreementという規約で定められています。

通常のポイントと合算できるつもりで計算すると、交換の段階で足りなくなります。

交換先はポイントストアに並ぶギフトカードなど

貯めたポイントはMakerWorldのポイントストアで使います。

公式が挙げている交換先はギフトカードなどで、銀行振込で現金を受け取る仕組みは確認できません。

流れは、アカウントにログインしてポイント残高を開き、ポイントストアで交換したい品を選び、必要ポイント数と自分の残高を照らし合わせるという3段階です。

残高の表示が同じでも、交換に使える種類が分かれている場合があるので、品を選ぶ前に内訳を見てください。

交換前に確認するのは、ポイントの種類と上限

交換で引っかかるのはレートと上限の2つです。

どちらも公式が変更するもので、個人のブログやまとめ記事に書かれた過去の数字をそのまま信じると、必要ポイント数が合いません。

交換する直前にポイントストアの表示を見るのが唯一の確実な確認方法です。

もう一段ややこしいのがExclusive Model Programで、参加したモデルから得たポイントには独自の条件が付きます。

規約の名前のとおり独占公開を前提にした制度なので、参加を決める前に規約本文を読み、交換上限と公開の条件を確かめてください。

あとから「他のサイトにも同じモデルを出したい」と思っても、条件を変えられない場合があります。

ライセンスの確認を飛ばすと、ポイント以前に公開が取り消される

MakerWorldのライセンスはモデルごとに作者が設定するCC系の表示で、公式のモデルアップロードガイドラインに運用ルールが書かれています。ここを読まずに公開すると、ポイントが付かないどころかモデル自体が削除され、積み上げた評価も消えます。

表示公開するとき求められること
CC0作者が権利を放棄する扱い。ガイドラインでは実物を印刷した写真の掲載が必須とされています
ND(改変禁止)派生モデルの公開ができません。リミックスして出すと違反になります
SA(継承)派生物に元と同じライセンスを引き継がせます

他人のモデルを再アップロードしない

別のサイトで配布されているデータを自分の公開物として出す行為は、ポイント目的でいちばん重い違反です。

元データの作者が商用利用や再配布を禁じている場合、ポイントに替わった時点で金銭が絡む話になります。

元の配布元に戻ってライセンス表示を確かめてください。

ND付きのモデルをリミックスして出さない

MakerWorldには他人のモデルを改変して公開する文化がありますが、NDが付いているモデルは派生物の公開ができません。

改変の度合いが小さいか大きいかは関係なく、表示がNDなら公開しないという判断になります。

商用可否も含めた見分け方はMakerWorldのモデルのライセンスの見方で解説しています。

CC0で出すなら印刷した写真を用意する

CC0を選ぶ場合、実際に印刷した現物の写真を載せることがガイドラインで求められています。

レンダリング画像だけで公開しようとすると、要件を満たさないまま差し戻されます。

公開作業に入る前に、印刷と撮影を済ませておいてください。

必要な機材は家庭用の3Dプリンターとカメラだけ

印刷した現物の写真が要る場面がある以上、家庭用の3Dプリンターが前提になります。

造形範囲はBambu Lab A1 miniが180×180×180mm、A1が256×256×256mmで、手のひらサイズの小物を中心に公開するならminiの範囲で収まります。

どちらを買うかで迷っているならA1 miniとA1の違いの比較とA1 miniの仕様解説が判断材料になります。

撮影用のカメラは手持ちのスマートフォンで足ります。

モデリングはブラウザで動く無償のTinkercad(ティンカーキャド)から始められますが、Autodesk Fusionの個人向け版を使うなら注意が必要です。

公式の利用条件では個人の非商用プロジェクト専用で、年間収入1,000米ドル未満の個人に限ると定められています。

ポイント交換を収益として扱うなら、この条件に当てはまるかを先に確かめてください。

スライサーソフトも無償のもので足ります。

OrcaSlicerはAGPL-3.0のオープンソースで、公式サイトはwww.orcaslicer.comだけです。

似たドメイン名で公式を装うサイトがあるとGitHub側が警告しているので、ダウンロード元を間違えないようにしてください。

UltiMaker Curaも無償で配布されています。

PLAとPETGで、公開用の写真の撮りやすさが変わる

A1シリーズの公式推奨素材はPLA・PETG・TPU・PVAで、ABS・ASA・PC・PAは推奨されていません。この4つの中でどれを使うかによって、写真に写ったときの見え方と手間が変わります。

形を見せたいならPLA、とくにマット系が扱いやすい素材です。

光沢が少ないぶん表面の反射が抑えられ、造形物の輪郭が写真で分かりやすくなります。

シルク系やグラデーション系は光を強く反射するので、形状より質感を見せたいモデル向きです。

PETGには半透明タイプがあり、光を通すぶん写真では形が読みにくくなります。

TPUは柔らかい素材で、多色ユニットを使う場合に制約が出ます。

AMS liteはTPUに対応しておらず、AMS 2 ProもAMS対応をうたうTPU以外は非対応です。

柔らかい素材のモデルを多色で公開しようとすると、この段階で止まります。

ABSやASAを使った耐熱部品を公開したいなら、密閉型のP1Sのように対応素材の広い機種が要ります。

機種ごとの対応範囲はBambu Lab全機種の違いの比較で解説しています。

ポイントまわりの確認は、公開前と交換前の2回

確認のタイミングを決めておくと、違反と計算違いの両方を避けられます。公開前に見るのはライセンス表示・実物写真の有無・他人の著作物を含んでいないかの3点で、交換前に見るのはレート・上限・ポイントの種類です。

ガイドラインも規約も更新されます。

半年前に公開したときの手順をそのまま繰り返すのではなく、新しいモデルを出すたびに公式のアップロードガイドラインを開き直してください。

とくにExclusive Model Programに参加するかどうかは、1本ごとに判断が変わる項目です。

交換のほうは、必要ポイント数に届いたと思った時点でポイントストアを開き、表示されている数字で計算し直すのが確実です。

よくある質問

MakerWorldのポイントは現金に交換できますか

公式が案内しているのはポイントストアでのギフトカードなどへの交換で、銀行振込で現金を受け取る仕組みは確認できません。Exclusiveポイントには交換上限などの条件が規約で定められているので、交換前にポイントストアの表示と規約本文を確認してください。

AIで生成した3Dモデルを公開してもポイントは貯まりますか

MakerWorld側の扱いとは別に、生成に使ったツールのライセンスを先に確認してください。

Meshy AIの無料プランで生成したアセットはCC BY 4.0で、クレジット表記をすれば商用利用できるとされています。

一方でTripo AIの無料プランはパブリックモデル扱いで非商用のみ、商用利用はPro以上です。

ポイント交換を収益とみなすかどうかで判断が変わるため、ツール側の条件とMakerWorldで選ぶライセンス表示が矛盾しない組み合わせにしてください。

Printablesの報酬制度とは何が違いますか

Printables.comのPrusametersは、モデル公開・メイク投稿・ダウンロードやいいねのマイルストーンで貯まり、Prusa公式eショップのクーポンに交換する制度です。

公式ヘルプとToSで譲渡と現金化は不可とされています。

交換先が自社ショップのクーポンに限られる点が、ギフトカードなどに交換するMakerWorldのポイントとの違いです。

ポイントを貯めるのに有料のスライサーソフトは必要ですか

必要ありません。

OrcaSlicerはAGPL-3.0のオープンソースで、UltiMaker Curaも無償で配布されています。

ただしOrcaSlicerは公式を装う偽サイトの存在がGitHubで警告されているので、www.orcaslicer.com以外からダウンロードしないでください。

まとめ

MakerWorldのポイントは、モデルを公開してダウンロードされることで貯まり、ポイントストアでギフトカードなどに交換します。

レートと上限は変わるうえ、Exclusiveポイントには別の規約が付くので、数字は交換する直前に公式の表示で確かめてください。

そして貯め方より先に守るべきなのがライセンスで、ND付きモデルのリミックスや他人のデータの再アップロードは、公開の取り消しという形で全部を失います。

ぜひ本記事のライセンス表示の表と、公開前・交換前に確認する項目を参考に、1本目のモデルを安全に公開してください。

あなたへのおすすめ